こんにちは!しばれです。
最近は、出産が帝王切開の人も少なくありませんよね。
ただ、お腹を切られるって想像しただけでも痛い!
お金についても気になるところですよね。
本記事では、計画帝王切開だった筆者の経験から、その詳細をお伝えします。
これから出産する方々の不安が少しでも取り除けますように…
帝王切開とは
帝王切開とは、お母さんか赤ちゃんに、何らかの問題が生じて自然分娩が難しいと判断された場合に、手術で赤ちゃんを出産する方法です。
種類としては、予定帝王切開と、緊急帝王切開の2つがあります。
予定帝王切開では、通常、妊娠37週までの健診で自然分娩が難しいと判断されると帝王切開による分娩を計画され、38週ごろに手術が行われます。
先生に、「どうして帝王切開は早くに産むのですか?」と聞いてみると、「38週以降は赤ちゃんが下の方に下がってきて、帝王切開で取り出しにくくなるからだよ。」と教えてくれました!
それでは、実際に経験談をお話します!
出産前
私が計画帝王切開になった理由は、「逆子」でした。
28週のときから逆子でしたが、「大丈夫!いずれひっくり返るよ!」と言われ続け、結局ずっと逆子ちゃん。
まさか、自分が帝王切開になるとは全く思っておらず、本当に不安でしたね。
出産直前は、「逆に良かった!だって、早く赤ちゃんに会えるんだよ!」との旦那からの言葉に励まされました…w
1つどうしてもお伝えしたいことが!!
そう。毎日欠かさず妊娠線対策に励んできた自分、さようなら。
そして、妊娠線以上のもの、こんにちは。
ママ&キッズにどれだけお金を使ったことか!(妊娠線はできませんでした。本当にありがとう。)
一応、良き商品ですので、宣伝だけしておきますね。
出産当日
出産当日、なんて出産感のないこと…!
手術は午後4時からだったのですが、なんと当日午前10時からの入院です。
前日からの入院、絶食を予想していた私は拍子抜け。
いつもの妊婦検診を受け、入院居室に通されました。
そこは、帝王切開の人専用の居室とのこと。電動ベッドが備え付けです。
後々分かることですが、電動ベッドは必須ですよ!
電動ベッドがない病院は地獄です(…多分)。
手術の準備
私は午後4時の手術でしたが、午前8時以降は絶食でした。
12時に、体力が持つように、オレンジジュースだけ飲まされます。
あとは、手術の準備ですね。
- 点滴
看護師さんが新人で2回失敗され、泣きそうでした(新人さん当たりがち)。 - 剃毛
下の毛をジョリジョリ剃られました。 - 尿管装着
尿管いれるのって結構痛いんですね。これ、地味にきつかったです。
いざ!手術へ
手術台に乗せられた後、初めは麻酔から始まります。
背中から麻酔を入れていくのですが、上手く針が入らないらしく、先生が何度もトライ。
背中からの注射って結構痛いんですね。ズクッて痛む。それを5回くらい刺し直しされたかな。
「痛い…」
もともと帝王切開が怖かっただけに、これからもっと痛いのかな、と涙が止まらなくなりました。
そして、みんなに励まされ、無事に麻酔開始。
だんだん麻酔が回ってきて、全身が痺れるようになってきます。
だけど、肌が触られている感覚はあるし、これ本当に切っても痛くないの!?と心配になりました。
さて、結果はいかに。
本当にビックリ!全く痛くありませんでした。
最後は先生と雑談してましたもん。意識はずっとあるのに、すごいですよね!
そして、無事に3,000g弱の元気な男の子を出産しました!
私はお腹を縫われ、麻酔が切れないまま、旦那と赤ちゃんが待つ居室へ。
旦那と一緒にとっても可愛い赤ちゃんを愛でた後、面会時間が終わり、旦那は名残惜しそうに帰っていきました。
看護師さんから、「ゆっくり疲れを癒してください。」と、赤ちゃんは新生児室へ。
私は、まだ麻酔が若干残っていたのか、この時はそこまでお腹に痛みは感じませんでした。
だんだんズキズキしてきましたが、寝れないほどではなかったですね。しっかり熟睡です。
しかし、次の日から、恐怖の1週間が始まります。
手術後の1週間
この1週間が一番しんどいと言えます。
この1週間のおかげで、大抵のことは楽に感じてしまいますね。
正直、もう経験したくはない経験です。
表にまとめまてみますね。
日にち | イベント | 帝王切開後の状況 |
---|---|---|
1日目 | 食事開始 歩行練習開始 授乳練習開始 | 電動ベッドを使わないと起き上がれない、横になれない 点滴スタンドがないと歩けない お腹の痛みが強いので、軽い麻酔注入、痛み止め飲む 午前、お腹の激痛に耐えながら電動ベッドを使って起き上がる 再び寝るにも、電動ベッドを使わないと難しい(裂けそう…) 午後、点滴スタンドに全体重を預けながら、歩行練習 お腹の痛みがひどく、体を丸めてしか立てない(真っすぐ立てない) ペンギンのような、すり足で歩く |
2日目 | 母子同室開始 シャワー開始 | 電動ベッドを使わないと起き上がれない、横になれない 点滴スタンドがないと歩けない 何度も歩いたりとお腹を酷使するので、1日目より傷口がさらにズクズク痛む お腹の痛みが未だ強いので、軽い麻酔注入、痛み止め飲む 赤ちゃんが泣くたびに、電動ベッドを使いながら全力で起き上がる 赤ちゃんのミルク、おむつ交換は基本3時間おき ミルクを作るために、点滴スタンドを使って、お湯を新生児室に取りに行く 赤ちゃんをあやすために、抱っこする 赤ちゃんは可愛いのに、お腹痛すぎて泣けてくる シャワーのときに鏡に映る傷口の生々しさに驚く シャワーは椅子に腰かけて、お腹への痛みが少ない体勢を模索しながら全身を洗う |
3日目 | 電動ベッドを使わないと起き上がれない、横になれない お腹の痛みは少し緩和、痛むときに軽い麻酔注入、痛み止め飲む いつまで続くか分からないお腹の痛みに、精神状態が不安定に ミルク、おむつ交換は基本3時間おき 点滴スタンドがなくても歩けるようになる 寝不足と疲れで頭痛がひどく、赤ちゃんを新生児室で2時間預かってもらう | |
4日目 | 病室を移動 | 電動ベットがないと起き上がれない(横にはなれる) お腹の痛みは大分緩和、痛むときに痛み止め飲む ミルク、おむつ交換は基本3時間おき 午後に、電動ベッドがない居室に移る(次の帝王切開の人が入ってくるため) 電動ベッドなしで起き上がる方法を模索する 乳首が切れて、痛みの場所がダブルに |
5日目 | 沐浴指導 | お腹の痛みは大分緩和、痛むときに痛み止め飲む ミルク、おむつ交換は基本3時間おき まとまって寝れないためか、足が浮腫んでパンパン お腹の痛みが減った分、入院生活が少し楽しくなる |
6日目 | お腹の痛みはほとんど緩和、痛むときに痛み止め飲む ミルク、おむつ交換は基本3時間おき お腹に力が入るとまだ痛むものの、ほとんど普通に生活できるようになる | |
7日目 | 退院 | お腹の痛みはほとんど緩和、痛むときに痛み止め飲む ミルク、おむつ交換は基本3時間おき 家に帰るとき、初めて長距離を歩き、傷が少し痛む |
出産後、1週間はこのような状況でした。
特に、最初の3日間は本当にしんどかったです。
お腹の傷が痛いのはもちろん、ベッドに落ちた物さえ拾えない自分が情けなくて精神的にもやられてました。
だけど、ずっと落ち込んでる時間は本当にないんです。
赤ちゃんを育てるために、起き上がるしかないし、歩くしかない。
結局、やらないといけない状況が自分を克服させてくれるんですね。
退院後
退院後、お腹の痛みはほとんど取れ、激しくは動けないですが特に問題なく過ごせます。
けれど、無理はしない方が良いです!
やっぱり歩きすぎた日は、傷が痛むし、私は頭痛がひどくなりました。
1か月間は、ちゃんと周りを頼って生活することをオススメします!
そして、傷口の状態ですね。
やはり、手術あとは残ります。
私の場合は傷あとを少しでも緩和するために、アトファインというテープを使って、ケアをしてました。
衛生的にもテープを貼ってた方が安心ですし、傷あとは出来れば残ってほしくないですからね!
大体半年間は貼ってましたよ(Lサイズを2箱購入しました)。
薬局に売ってないこともあるらしいので、気になる方は事前にネットで買っておいても良いかもしれません。
帝王切開の料金
最後に、気になる帝王切開の料金ですね!
地域、産婦人科によって異なると思いますので、参考としてみていただけると幸いです。
すべて、端数切捨てています。
帝王切開費用(3割負担)に加えて、入院費、新生児管理費用料など、出産にまつわる費用は、51万円でした。
そこに、私は先天性検査、ライソゾーム、聴覚検査などすべて申し込みましたので、合わせると、合計54万円になります。
そこから、出産育児一時金42万円が引かれ、請求された額は12万円でした。
そして、帝王切開は高額医療の対象となりますので、後程お金が還付されました。
還付された額は以下の通りです。
高額医療費 2万円
一部負担還付金 6万円
その結果、
最終的に私が負担した金額は…4万円でした!!
現在は、出産育児一時金が42万円なので、手出しが4万円発生しましたが、今後、50万円に引き上げられると、私の場合、手出しは0だったことになりますね。
私は福岡で出産していますので、出産にまつわる費用は少し安い方かもしれません。
都心の方はこれより高くなるとは思いますが、還付の金額もその分大きいことは考えられます。
そして、私の大後悔ポイント!!
民間医療保険に事前に入っとけばよかった!!
私は「自分は帝王切開にはならないだろう」と、妊娠が判明してから民間医療保険に入ってしまったため、そちらの保険は適応されませんでした。
事前に入っておけば、結構もらえたのに…
もちろん、妊娠が判明してからでも、保険の対象になる保険もありますので、後悔しないためにも一度検討してみましょう!
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まとめ
以上、予定帝王切開の私の経験談についてお話してきました。
帝王切開は命がけで、その後も本当に大変です。
けれど、赤ちゃんが安全に産まれるためにも必要な手術ですよね。
手術後は、徐々にしっかりと回復していきますし、手術前と同じように過ごせるようになります。
これから帝王切開を受ける方、頑張ってくださいね!